十勝のチーズ工房 特集
濃厚でクリーミーなジャージー乳は栄養価も高く希少なもの
ゴーダチーズの他、飲むヨーグルトは無糖、ビートオリゴ糖、きび糖、ハスカップ味があり。
牧場で飼育する乳牛約330頭のうち、50~60頭(搾乳している牛)はホルスタインと比較して濃厚な乳をつくるジャージー牛です。チーズは、現在ゴーダチーズのみを造り、ほかにジャージー牛乳、飲むヨーグルトやバターを製造しています。
ジャージー牛の生乳は、乳脂肪分や無脂固形分率が高く、カロテンも多く含み淡い黄色をしていることから「GOLDEN MILK」とも呼ばれています。濃厚な味わいで、ほのかに生クリームの風味を感じます。ホルスタインに比べて体が小さく搾乳量が少ないため、国内で飼育されている数は多くはありません。
十勝加藤牧場では、約30年前、地域の特徴を出した生乳生産とより質を高めるためにジャージー牛を導入。数頭から飼育を始め、自家繁殖で頭数を増やしてきました。生乳は、ホルスタインとジャージー牛の両方を出荷していますが、工房の乳製品はジャージー牛の乳のみを使っています。
4~6カ月熟成させたジャージー牛のゴーダチーズは、コクが強く、かんでいると生クリームのような風味が増し、後味はしつこくなく、クセになる味わいです。牧場や工房では商品を販売していません。事前予約での直販売か、JR帯広駅構内の売店などで販売しています。
4~6カ月熟成させるゴーダチーズ(熟成期間によって価格が変わります)
愛くるしい表情のジャージー牛
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