十勝ミュージアムめぐり 特集
浦幌町で見つかった絶滅直前のアンモナイトの化石も見られる!
実は、浦幌町は考古学上で世界的に注目されている地域です。
絶滅直前の「最後のアンモナイト」の化石が見つかったり、発見されたとある貝の化石が、「約6000万年前の地層」で「恐竜絶滅時の環境変動を生き延びた二枚貝類」だと分ったりなど、化石の展示が増えてきています。また、東アジアで唯一発見された「時代の境目」の「K/Pg境界」の標本があることで有名です。
「野鳥の宝庫」でもあるため、オオワシ・クマタカ・マガモ・エゾライチョウ・エゾフクロウなど町内で見ることのできる野鳥の標本が展示され、町の鳥「アオサギ」の集団営巣地(コロニー)をリアルに再現したジオラマも。
縄文時代などの土器類の展示は必見。町内には多くの遺跡があり、北海道の考古学史上、重要な遺物が出土し、それらを館内で見ることができます。床下には、町内の十勝太地区で見つかった土坑墓の発掘を再現して上からのぞいて観覧できるユニークな展示も。古代や発掘時に思いをはせながら回るのも楽しいですよ。
浦幌町で見つかった絶滅直前のアンモナイトの化石
町の鳥アオサギの集団営巣のジオラマ
土器類の展示も充実しています
床下に土坑墓発掘の様子が再現されています
■住所:北海道浦幌町桜町16番地1(浦幌町)
■TEL:015-576-2009
■開館時間:10時~18時
■定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日(翌日が土・日曜、祝日の場合を除く)・年末年始・毎月最後の平日(資料整理日)・年末年始(12月29日~1月3日)
■入館料:無料
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。