十勝ミュージアムめぐり 特集
十勝・帯広開拓の先駆者、依田勉三の史料
帯広市にある十勝の自然や歴史を展示する総合博物館です。晩成社が1883(明治16)年に、帯広へ入植してから100年目に当たる1982(昭和57)年に開館しました。
十勝平野が生まれる過程、先史時代から明治の開拓、十勝のアイヌ文化、十勝農業の発展など、十勝全体の自然、歴史が学べます。特に十勝・帯広開拓の先駆者、依田勉三が率いる晩成社の史料を豊富に展示・収蔵。
大正3遺跡で見つかった約1万4000年前の土器が展示されています。これは道内最古で、日欧の研究チームが土器に付いていた焦げを分析したところ、海洋の水生生物の脂があることが分かり、海洋生物を煮炊きしていた世界最古の証拠となりました。
十勝の歴史、自然、農業を知るなら「帯広百年記念館」へ!緑ヶ丘公園の中にあり、近くには帯広市児童会館や北海道立帯広美術館もあるので、休日にゆっくりまわってみるのもおすすめです。
大正3遺跡で見つかった約1万4000年前の土器
農業や農機具の変遷を
実物や模型で分かりやすく解説している
農業が機械化される前、
馬は家族同然で人と共に作業しました。
本物の豆類がたくさん展示されています。
■住所 : 北海道帯広市緑ヶ丘2番地
■TEL : 0155-24-5352
■開館時間 :常設展示室9時~17時(入場は16時30分まで)
■休館日 : 月曜(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土・日曜の場合は開館)、年末年始(12/29~1/3)
■常設展示室観覧料金(個人):高校生190円、大人380円、65歳以上190円
■駐車場 : あり(無料)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。