6月より醸造開始。はじまりの1本をお届けするために
写真引用元:上川大雪酒造株式会社 ホームページ
上川大雪酒造の新たな挑戦の地は「十勝・帯広市」。「なつぞら」の舞台にもなったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
帯広畜産大学構内の酒蔵「碧雲蔵(へきうんぐら)」が2020年5月に完成し、6月より酒造りが進められています。
全国的に日本酒の酒蔵会社・酒蔵は年々減り続けています。北海道も同様です。
日本酒の製造を休止していた三重県の酒造会社を、縁あって北海道・上川町に移転することになったのがきっかけで「上川大雪酒造株式会社」が設立されました。北海道で12番目の日本酒蔵となります。
「全国のたくさんの人々に、この試みを知ってもらいたい」と始めた2017年の夏~秋にかけて行ったクラウドファンディングでも沢山のサポーターが集まり、当時、日本一の出資額を記録しました。
北海道・上川町と上川大雪酒造の名が、全国へ知れ渡るきっかけとなったのです。
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写真引用元:上川大雪酒造株式会社 ホームページ
写真引用元:上川大雪酒造株式会社 碧雲蔵 ホームページ
人口約16万6千人。北海道の中心地、札幌市から東に約190kmの所にあるのが「十勝・帯広」。
「なつぞら」の舞台にもなり、広大な大地と大自然に囲まれた日本屈指の食糧基地となっています。
その帯広市にある「帯広畜産大学」は、全国唯一の国立農学系単科大学として1949年に設立されました。
最盛期には15蔵あった十勝地方の日本酒蔵は、昭和期を最後に0となりました。
十勝の日本酒文化の復活&お米を育てるところから醸造までを一貫して行い、さらに、飲食店・アンテナショップ・醸造工程も学べるツアーをしよう!ということを願い、日本初の「6次産業化を一気通貫で学べる大学と企業の連合」を行う舞台として、この帯広畜産大学が選ばれました。
写真引用元:Makuake
東京ドーム約40個分の広大な敷地を持つ「帯広畜産大学」構内に「碧雲蔵(へきうんぐら)」が建設されました。
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松井さんは、Miss SAKE Japan7代目に選出されました(2020.07.10)。選出後も、地元新聞でのインタビューや道内企業・北海道庁への訪問など、精力的に活動しつづけています。
写真引用元:上川大雪酒造株式会社 碧雲蔵 ホームページ
我々は、大きな仕込タンクは使いません。
手造りの伝統的な手法で一本一本のもろみを丁寧に仕込む「小仕込み・高品質」の酒造りを行います。
上川大雪酒造では、3種類の北海道産酒造好適米だけを使用し、大雪山水系の天然水を原料に製造しています。究極の食中酒としての「飲まさる酒」をめざし、原料米を丁寧に洗い、蒸し、麹にして酒を醸していますが、碧雲蔵での新酒も同じです。
水は、帯広畜産大学構内の地下水、米は上川管内愛別町産の「彗星(すいせい)」を使用。2020年6月より新酒醸造をスタートしました。
※飲まさる=北海道の方言で「ついつい飲んでしまう」の意
写真引用元:Makuake
2020年8月末までにお届けできるよう準備を進めています!1本1本シリアルナンバー付きです。
上川大雪酒造の「碧雲蔵」での取り組みをもっと多くの人に知ってもらう為「Makuake(マクアケ)」という支援サイトで醸造の研究費のクラウドファンディング(以下、CF)もスタート。そこでは、開始28分で目標額の100万円を達成してしまうほどでした。
6月1日の酒造りがスタートした日には、同サイト内の日本酒関連のCFで最高額だった石川県の酒造会社の2070万円を超えてしまいました。現在も、その支援者は増え続けています。
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※現在は支援を終了しています。
支援額に応じて全6種類の日本酒をお届け。既に購入が締め切られたものも…。気になる方はお早めにチェック!!
十勝での、新たな酒造り。地域一丸となった「日本酒での町おこし」が帯広で盛り上がりを見せています。これからの動きに、注目です。
地元のみならず、全国でも注目された「碧雲蔵」が完成。2020.7.30には試験醸造された「十勝初仕込み酒」が、販売されました。
CFでの品も順次発送されますので、支援くださった方は楽しみにお待ちください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。