十勝ミュージアムめぐり 特集
化石や土器の展示が充実、浦幌炭鉱の歴史も「浦幌町立博物館」
浦幌町で見つかった絶滅直前のアンモナイトの化石も見られる!

化石の展示も増えています
最近、浦幌町は古代に関係する話題で注目されています。北太平洋地域で最後まで生き残った、絶滅直前(約6680万年前)のアンモナイトの化石が見つかったり、約6000万年前の地層から発見された貝の化石が、恐竜絶滅時の環境変動を生き延びた二枚貝類だと分かるなど、新たなことが次々と出てきて、化石の展示が増えてきています。
野鳥の宝庫でもある浦幌町。渡り鳥の中継地として、いろいろな野鳥が観察できます。オオワシやクマタカ、マガモ、エゾライチョウ、エゾフクロウなど町内で見ることのできる野鳥の標本が展示され、町の鳥「アオサギ」の集団営巣地(コロニー)営巣地をリアルに再現したジオラマも。
縄文時代などの土器類の展示は必見です。町内には多くの遺跡があり、北海道の考古学史上、重要な遺物が出土していて館内で見ることができます。床下には、町内の十勝太地区で見つかった土坑墓の発掘を再現して上からのぞいて観覧できるユニークな展示も。古代や発掘時に思いをはせながら回るのも楽しいですよ。
アイヌ文化や炭鉱に関する資料も豊富

浦幌町で見つかった絶滅直前のアンモナイトの化石

町の鳥アオサギの集団営巣のジオラマ

土器類の展示も充実しています

床下に土坑墓発掘の様子が再現されています
浦幌町立博物館 基本情報