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十勝ミュージアムめぐり 特集

十勝に“根付く”ビートの力を感じて。日本でここだけの「ビート資料館」

スイーツにも欠かせない!ビートのことをもっと知りたくなる資料館です。

模型のビートは1kgで糖分16%の設定。このビート1本から160gの砂糖が作られるそうです。
模型のビートは1kgで糖分16%の設定。このビート1本から160gの砂糖が作られるそうです。
 稲田通り、パン屋さんの「麦音」の東隣にある赤いレンガ造りの建物。少しノスタルジックな雰囲気も漂う「ビート資料館」です。まず建物に一歩入ると、大きなステンドグラス。そして「今日、お時間はどれくらいございますか?」と館長の清水政勝さんが笑顔で声をかけてくれます。
 ビート資料館は、日本甜菜(てんさい)製糖株式会社(日甜)が創業70周年を記念して1989年(平成元年)に建設。ビート栽培や糖業の歴史を語る日本で唯一の存在です。ビートは砂糖の原料として北海道だけで作られており、十勝の代表的な農産物。十勝のおいしいスイーツ作りにも欠かせません。
 ビート栽培は、冷害が続く北海道農業に寒冷地作物を普及させようと130年以上も前に国策の下で進められました。しかし経済恐慌や戦争など幾度となく存亡の危機に遭遇。しかし、耐冷作物として真価が見直され全道に普及し栽培されるようになりました。
糖業や農家の苦労と努力が実り、畑作の輪作にも組み込まれてきたビート栽培。同館にはそうしたビート導入の苦難と発展の歴史資料をはじめ、ビート模型や栽培の仕方、製糖技術に関することなど普段目にすることができないような貴重な資料が200点以上ずらりと並びます。

 「ビートは全く捨てるところがないすばらしい農産物」と熱く語る清水館長。ですが「『真っ白な砂糖は漂白しているのでは』と誤解されている方が非常に多くいらっしゃる。それが最も悲しいことなのです」とも。白い砂糖とは、砂糖以外の成分を取り除き純粋な砂糖の結晶だけを取り出したもの。「純粋な砂糖の結晶は無色透明で、結晶が光を乱反射するため白く見えるのです。雪や氷が白く見えるのと同じです」と力を込めます。
 
 資料館では、そんな砂糖の製造工程を分かりやすく知ることもできます。おすすめなのは、清水館長の案内のもとで館内を巡ること。想像が膨らみ展示がさらに面白くなることうけあい。十勝に“根付く”ビートのことをもっと知りたくなります。

普段目にすることができないような貴重な資料が

日本甜菜(てんさい)製糖株式会社(日甜)が創業70周年を記念して1989年(平成元年)に建設。
日本甜菜(てんさい)製糖株式会社(日甜)が創業70周年を記念して1989年(平成元年)に建設。
十勝の田園風景をモチーフにしたステンドグラス。建物に入ると目の前に広がります。
十勝の田園風景をモチーフにしたステンドグラス。建物に入ると目の前に広がります。
専門的な学習は2階で。かつて栽培に使用した農機具が10点ほどあり、ビート育苗に使う実物の「ペーパーポット」も展示。
専門的な学習は2階で。かつて栽培に使用した農機具が10点ほどあり、ビート育苗に使う実物の「ペーパーポット」も展示。

ビート資料館 基本情報

■住所 :北海道帯広市稲田町南8線西14番地
■TEL : 0155・48・8812
■開館時間 : 9時30分~16時30分
■入場料:一般300円、大学生200円、高校生以下100円(20人以上の団体は割引あり)
■休 : 8月15日、9月5日、年末年始
■HP : https://www.sugarbeets-museum.com/